カップリングレーザー
従来の単一光源によるYAGレーザに対し、補助加熱として半導体(LD)レーザを利用することで溶接用ファイバレーザの熱影響を改善する溶接装置の試作開発を「名古屋市工業研究所」様と「光産業創成大学院大学」様と共同で実施しています。
従来技術(単一YAGレーザの光学ヘッド)
フラッシュランプ励起によるYAGレーザの構造
・単一レーザ照射でレーザの吸収率は一定
・予熱,後熱はヒータまたは炉による別作業が必要
・溶接速度が遅い
・YAGレーザ発振(ランプ励起)
エネルギー変換効率が低い(2%)
・フラッシュランプの交換のメンテナンスが必要
新技術(2波長レーザの同軸光学ヘッド)
ファイバレーザとLDレーザをカップリングする構造
・LDレーザ照射で加温し溶接用レーザの吸収率が向上
・予熱,後熱機能をLDレーザが併用する
・溶接速度の向上
・ファイバレーザ発振
エネルギー変換効率が向上(20%)
・フラッシュランプが不要になりメンテナンス性向上
かつ高寿命化