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よくある質問と
回答一覧

Q.御社のクロマックス(CROMAX)処理とは、
どのような表面処理ですか?
A.クロマックス(CROMAX)処理とは、弊社独自に硬質クロムめっき液を改良し、硬度、耐摩耗性を向上させためっき処理です。
通常の硬質クロムめっきに比べ、硬度20%UP、耐摩耗性2~3倍に性能が向上します。
Q.硬質クロムめっきのめっき液には6価クロムが含有されているそうですが、クロムめっき皮膜に6価クロムは含有するのでしょうか?
A.めっき液中の6価クロムは、電解により0価のクロム(金属クロム)に還元されクロムめっき皮膜として製品表面に析出するため、クロムめっき皮膜自体は6価クロムを含有しません。
Q.クロムめっきの膨張係数はどれくらいですか?
A.各種金属の膨張係数は下表のようになっています。
下表の中でクロムは膨張係数が最も小さくなっています。

横へスライドしてください。

材質 膨張係数(α・108)
鋳鉄 1,144
鍛鉄 1,200~1,300
焼入れ鋼 1,000
ニッケル 1,300
1,650
黄銅 1,905
クロム 840
Q.硬質クロムめっき処理される製品に付属しているボルトが納品後、
折れることがありますがどうしてでしょうか?
A.水素脆性による遅れ破壊が原因です。
ばね材や炭素鋼の焼入れ品、高張力ボルトなど抗張力の大きい鋼(150kg/mm²以上)は、めっきの前処理(酸処理)やめっき処理中に脆化されやすく、以下のような対策が必要です。
  1. めっき処理後に191°Cで3時間ベーキング処理を行い水素除去を行う。
  2. 抗張力の大きい物はめっきを避ける(ボルトを取り外す)。
Q.無電解ニッケルめっきの耐熱性はどれくらいですか?
A.無電解ニッケルめっきの硬度は析出時で約Hv550ですが、熱処理により硬化し、耐摩耗性も向上します。
400°Cの熱処理で最大Hv900前後の硬度が得られますが、それ以上の温度では、逆に硬度が低下します。
融点は、約890°Cです。
Q.無電解ニッケルめっきの電気抵抗はどれくらいですか?
A.通常金属ニッケルの比抵抗は6.84µΩ/cmですが、無電解ニッケルめっきはリンを8~10%含有する合金のため比抵抗は大きくなり80~100µΩ/cmを示します。
Q.ストライクめっきとはどのような処理ですか?
A.そのままでは十分な密着力が得難いステンレスや焼入れ鋼に無電解ニッケルめっきを施す前に、活性力の強いめっき液で電気ニッケルめっきを短時間(数十秒)施し、密着の良い薄いめっきをした後無電解ニッケルめっきを施すことで密着力を確保します。
この短時間の電気めっき処理をストライクめっきと言います。
Q.亜鉛めっき後の6価クロムクロメート処理皮膜に含有される
6価クロム量を教えてください。
A.一般的な6価クロムクロメート皮膜における6価クロム含有量は以下のようになっています。

横へスライドしてください。

皮膜種類 全クロム量(mg/m²) 6価クロム量(mg/m²)
光沢クロメート 40~80 ~10
有色クロメート 100~200 20~40
黒色クロメート 300~500 40~70
緑色クロメート 500~700 50~120

尚、現在では、6価クロムの代替えとして3価クロムを使用したクロメート処理の普及がすすんでおり、こちらは皮膜中に6価クロムを含有していません。

Q.黒染めの耐食性について教えてください。
A.黒染めは基本的には「鉄」もしくは「鉄の化合物」なので耐食性はあまり良くありません。
ただし黒染め処理を施すと表面に微細な孔が生成するので、防錆油などをつけると油の保持性は通常より高まります。
そのため黒染め処理後は防錆油をつけるのが一般的です。
Q.アルマイトの寸法変化について教えてください。
A.アルマイトは陽極酸化処理であり、新たに皮膜が付くわけではなくアルミ自身を変化させる処理です。
通常は狙い膜厚の1/3~1/2程度膜厚が増えます。
(例)アルマイト10µm指示の場合→3~5µm寸法が増加する
Q.窒化処理鋼にめっきはできますか?
A.窒化処理鋼の表面には、強固な窒化層がありこれがめっきの密着を妨げます。
物理的な方法により、窒化層を除去してやることでめっきは可能となりますが、窒化層が除去されるため窒化処理の硬化はなくなります。
Q.アルミニウム上へのクロムめっきは可能ですか?
A.番手を問わず、可能です。弊社では、下地に無電解ニッケルめっきを付けずに、直にクロムめっきを行っております。
ただし、特殊前処理を行いますので、基本的には補助極が使えません。
クロムめっき時に補助極が必要な製品形状のものは、要相談となります。
Q.レーザ溶接に不向きな材料は何ですか?
A.[1] SUS303 [2] 窒化処理品 [3] めっき処理品 [4] 巣穴が極端に大きい鋳鉄 などが挙げられます。
ただし、お客様の使用用途、スペックなど詳しくお聞きしたうえで最適な提案をさせて頂きます。
Q.レーザ肉盛の納期はどれくらいかかりますか?
A.[1] 重量、形状などの搬入・搬出性 [2] 肉盛場所による作業性の良し悪し
などで大きく変わりますが、参考的には
「A4紙くらいの面積に、厚み2mmの肉盛溶接を行う場合」
作業日として、中3日ほど頂いております。
Q.レーザ焼入れで、鋳物のFC200やFC250へ焼入れすることが出来ますか?
A.通常の焼入れや、フレームハードでは焼き入れできませんが、レーザ焼入れでは焼入れ可能です。
レーザ焼入れでは、短時間で超高温度を出すことができ、かつ冷却速度が圧倒的に速いのが、焼入可能な理由となります。
Q.レーザ焼入れで可能な最低板厚はいくつでしょうか?
A.レーザ焼入れでは、自己冷却を行うためには「焼入れ深さの10倍以上の板厚」を必要とします。
標準焼入れ深さは0.5mmなので、最低でも板厚は0.5mm×10=5mmは必要になります。
安定的に焼入れを行うには、やはり10mmは欲しいところです。

中日クラフト株式会社